irisuinwl’s diary

サークル不思議(略)入巣次元の、数学や技術的なことを書きます。

chatgptをかなり使っている話、`Big Data is Dead`をchatgpt使って読んでみたり

最近、chatgpt を活用してます。

情報検索、要約、変換といったことがchatで出来て、かなり生活が変わったなと感じてます。

具体的なchatgptの活用方法として、以下を行っています。

  • プログラミングの支援:
    • 「~~したいんだけどクエリ書いてよ」とか「変数名悩んでるから教えてよ」とか「~~したいけど、実装例教えて欲しい」とか
  • 文書の要約
    • 読みたい論文の各節を要約してもらい、概観を掴む
  • 口調変換

この記事では、一例として、ChatGPTとDeepLを使って、最近話題の Big Data is Dead を読んでみました。

所感としては、ただ文章をコピペするだけで内容が把握できるのでかなり体験は良いです。

10分くらいで概観を抑えるならこの方法は有効なんじゃないかなと思いました。

ただし、chatgptの出力の信頼性があるかは不明なので、正確に把握したいならば、ちゃんと元の文章を読み、根拠となる箇所を抜粋するなどの工夫が必要だなと感じました。

(AIシステムにおける責任を誰が持つか、人間が使う上での説明性をどうするかという話 e.g. AIの意思決定で人死んだら不味いだろう)

以下に Big Data is Dead をchatgptやDeepLで要約と翻訳したアウトプットを貼ります。

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岡之原さんの拡散モデル本読んでる話、1章まで読んだ話

岡之原さんの「拡散モデル」を最近読んでます。

www.iwanami.co.jp

ひとまず一章まで読んだので内容まとめました。

hammerhead-calendula-6a6.notion.site

今見たところの感想としては、

  • 読んだ感じ、全体的に分かりやすくて良い。

* まえがきが拡散モデルの発展を概観出来て良い

  • 1章は生成モデルの問題設定とどのように推論するというすごいシンプルな話でわかりやすい

  • 数式も平易。多分大学一年生の線形代数微積分、少しの数理統計の知識があれば読めはするんじゃないかなって思う

    • 今のところ確率測度~とかルベーグ積分~とか関数解析~みたいな空気は感じられない(デルタ関数を畳み込んでる時点で嘘ですが、まあ…)

    • 渡辺ベイズしかり金森統計的学習理論しかり、ガチれば機械学習の数理っていくらでも深淵を覗けるからそれを平易に解説してるのはかなり良いなーと思う

      • 頭の中の俺「いりすさん、まだ渡辺ベイズ本や金森統計的学習理論の本読んでないんですか? 数学原論とか代数幾何学入門も積んでますよね?」、はい…ちゃんと読了します…
    • 3章からかなり本気な感じが出てくるので、そこまで見ないとまだわからない

  • それよりも統計力学のモデルや、ディラックデルタ関数の解釈といった応用数学モデリングしようとしている現象に対する勘所とかが必要な気はしてる

  • 機械学習中級者向けだとは思う

    • 機械学習応用数学の文法というか、MCMC使ってるけどなんでサンプリングするんだっけとか、確率過程どういう風に使ってるんだとか、何が既知で何を求めて何をモデリングしているんだとか、そういう前提を丁寧に説明しないから、そういう意味では中級者向けなのかなとは思う

    • はじパタとか、Python機械学習~系の本とか読んでないと問題設定やモチベーションの部分で辛いとは思う

新型コロナウイルス自宅療養のポストモーテム

こんにちは、いりすです。

年明け早々に新型コロナウイルスに感染しました。

現在、発症から3日目で、ある程度体調が落ち着いてきたので、どのように乗り越えると良いかを記事に残そうと思います。

  • 概要
  • 家にあると良いもの
    • 飲食物
    • のどの痛み対策
    • 熱対策
    • 関節痛対策
  • タイムライン
    • 感染まで
    • 感染発覚
    • step1 熱が出まくって何も出来なくなる時期
    • step2 喉痛すぎる時期
  • まとめ

概要

  • ガチで死ぬかと思った。
  • 準備すればある程度対策はできる。本格的に悪化する前の準備が大事。
  • 発熱のしんどさで動くことが困難になる時期と、喉が痛すぎてスリップダメージを食らいまくる時期の二段構成だった
  • 副反応の100倍辛いから、マジでワクチン打った方が良いよ。連続で休むと大変なことになるし

症状はわりと月ノ美兎委員長の症状と似ていた。 コロナになって改めて動画を見返すと、本当にこの通りのことが起きたし、月ノ美兎委員長の表現力の高さを垣間見た。

www.youtube.com

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実践ソフトウェアエンジニアリング1章_感想とまとめ

こんにちは。

最近、実践ソフトウェアエンジニアリングを読んでます

実践ソフトウェアエンジニアリング (第9版) | ロジャー・プレスマン, ブルース・マキシム, 西康晴, 水野昇幸, 井芹久美子, 井芹洋輝, 池田暁, 岡澤裕二, 金子昌永, 衣笠駿, 鈴木一裕, 根本紀之, 松尾和昭, 山崎崇 | 工学 | Kindleストア | Amazon

1章を読んでかなり良かったので感想 & まとめを書きます。

まとめNotion:

hammerhead-calendula-6a6.notion.site

モチベーション

ソフトウェアエンジニアリングとは、ソフトウェアを作ってユーザーに提供するために必要な全てのことを論じる学問である

Software engineering is the branch of computer science that deals with the design, development, testing, and maintenance of software applications. Software engineers apply engineering principles and knowledge of programming languages to build software solutions for end users.

en.wikipedia.org

ソフトウェアを提供する組織に居る以上、ソフトウェアエンジニアリングはソフトウェアエンジニアのみならず、全ての人間が知っておくべきだと考えている。

自分の経験上、組織の与えられたロール・ドメインに対して必要な知識を習得する傾向があるが、ソフトウェアエンジニアリングがソフトウェアを作る共通言語なのに、ソフトウェアエンジニアしか知らない(なんなら自分もソフトウェアエンジニアとしては経験的な暗黙知しかなく体系的な知識は持ってない)ように思える。

もし、ソフトウェアエンジニアリングが組織の共通言語となったとき、ものすごいバリューを産むのだろうという仮説を立て、ソフトウェアエンジニアリングを学び始めた。

感想

ソフトウェアエンジニアリングの本として最近有名なのは Googleのソフトウェアエンジニアリング (通称、swe book)であろう。

swe bookはGoogleのそれまでのプラクティスからどのようにソフトウェアエンジニアリングを捉えて、文化形成、プロセスをつくっているかという本であった。

具体例も多く、Googleが重視するスケールとトレードオフというソフトウェアエンジニアリング原則が一貫しており、多くの人が理解しやすく、実践もしやすい本であると感じた。

一方、実践ソフトウェアエンジニアリング は、様々なソフトウェア開発プラクティスからソフトウェアエンジニアリングを体系化したと感じ、より学問・実学としてのソフトウェアエンジニアリング色が強いように思える。

swe bookに比べて、ソフトウェア開発経験がある程度ない人にはピンとこないであろうと思う。

特に、一章のソフトウェアエンジニアリングの抽象化は素晴らしいのだが、ソフトウェアエンジニアでないと理解するのは難しいと思う。

パッと見て全人類読んだ方が良いと思うくらい良い本だと個人的には感じるが、中々読者を選ぶんじゃないかと思う。

高い視点を与えており、血となり肉となるような知識が得られるだろうが、すぐに実践は難しいんじゃないかなとも思う。

FYI: 翻訳者の一人の方の書評が非常に参考になる。

masskaneko.hatenablog.com

以下に1章のまとめを抜粋する

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大切なことはアイドルマスターが全て教えてくれた_バベルの塔の話

今回はアイドルマスターのVoy@gerと人生でぶち当たる壁について話そうと思った。

www.youtube.com

この記事はVoy@gerを見たら号泣してしまった勢いで書いたお気持ちです。

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リーダーシップのメモ

最近、IC業に加えてリーダー業をやってる。

その中で色々学ぶことがあったのでメモとして残す

加筆修正する可能性が高い、あるいはそれぞれを読書のメモとして切り分けるかも

  • 参考にしてる本とコメント:
  • 全人類Googleのソフトウェアエンジニアリングを読んでください
  • リーダーシップとは何か
  • やることはシンプル
  • Multifactor Leadership Questionnaireの翻訳
    • トランスフォーメーショナル・リーダーシップの尺度
    • トランザクショナル・リーダーシップの尺度
    • 受動的/回避的行動
    • リーダーシップの成果
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ダイエットが上手くいっている話

こんにちは。

今回はダイエットに成功したので、そこで何をやったかを記録に残します。

大体3か月で73kg -> 68.5kgまで体重を落とすことが出来ました。(67.5まで落ちたけど、誤差の範囲だった)

何やったか

基本的には以下をやりました。

  • 毎日決まった時間に体重計に乗る
    • 数値と目標を意識する
  • 食事制限
    • 食べるから太る、太らない食事を考えて実践する
  • 有酸素運動
    • カロリーを消費して太らないようにする
  • 情報収集
    • ダイエットは大きいコンテンツだし、結局人体の構造の話なのでダイエットにかかわる知識を学ぶ

毎日体重測って食べるもの意識して、運動をルーチンとしてカロリーを消費して、情報収集して段階的に習慣改善をしただけです。

まあ、よくあるダイエットの記事とかに書かれてる定番パターンですが、自分に合ったやり方を見つけてそれを継続して効果を実感することが大切に思えます。

以下、それぞれについて具体的に何をしたかを説明します

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