こんにちは、いりすです。
最近、元気ですか? 自分はあんま調子良くないですね。
なんか2023年始まって気がつけば、3月も終わりになっていました。
そこで、最近色々見えてきたので近況報告だったりお気持ちだったり内省でも書いてみます。
半年前から振り返っていきます。順序はてきとう
AIについて
ここで言いたいこと:
人間の能力の本質はディシプリンと技巧であって、そのために考え抜くこと、学ぶこと、手を動かすことの両立が大事です。
ウダウダ言ってねーで手を動かせ! いりす、君のことだぞ!
ChatGPTくんの要約
記事の要約:
この記事では、人間の能力の本質はディシプリンと技巧であり、AIとのコラボレーションによって能力拡張が可能だと述べています。例えば、アート分野では、AIがツールとして使われ、美術解剖学やパース理論、色彩理論などのディシプリンが重要になります。また、大規模言語モデルによる変化とクラウドサービスやコンテナ技術による効率化に類似の構造があると指摘しています。記事は、人間がユーザーと対話し、インサイトを研ぎ澄まし、プロダクトを改善することが重要だと結論づけています。最後に、ゲーム「ふりかけ☆スペイシー」を紹介しています。
本題
9月、拡散生成モデルが流行ってましたね。自分もいくつかコードを描いて遊んでいました。
まあ、なんか色々とホットな分野ですが、自分の主張は一貫しております。
テクノロジーと人間はコラボレーションし、能力拡張をしていくし、テクノロジーを使うための下地としてディシプリンと技巧が必要であると考えてます。
一例ですが、アートという分野だと、AIという技術がペイントツールと同等にツールとなり、人間がツールを使い芸術的な活動を行っていき、それらを上手く使うためのディシプリンである美術解剖学やパース理論や色彩理論に回帰し、そして自身がテクノロジーと協調しつつ絵を描くというスキルを高めていくのだと考えてます。
(それと付随してデータ、活用、人間の権利、という観点では慎重に議論して健全な人間社会発展を目指すべきだと思います)
ControlNet試したけど、ポーズや構図といった絵画の理論がわからないと良い絵が作れないパラダイムシフトが起きているように感じられて面白い。じゃあ、次に、色がコントローラブルになれば色彩論が必要になるし、カメラアングルであればパース理論が必要と回帰していくと思う。
— いりす (@irisuinwl) 2023年2月18日
まあ、なんかchatgptで仕事が変わるっていう話がありますが、技術と協調する人間という観点では変わらないんじゃないかなと思います
ソフトウェアエンジニアリングもとい技術を使ってなんか面白いことする、はユーザーのためを思うことが第一原則(from SEPA)。技術の話も大事だと思うけど、使ったり作るだけでなく、ルーミス読んで絵を描いてみるのも大切だと思う
— いりす (@irisuinwl) 2023年2月18日
また、これは自分の経験話なんですけど、自分がお世話になった尊敬してるAIエンジニアのリーダーが居ます。
その人は、ものすごくチャレンジングな領域にAIプロダクトを導入しようとなったときに、自分でプロジェクトの説明をステークホルダーにして、情報集めて現場の仕事をやってみてインサイトをガチで固めて、企画からプロダクト開発までやっていました。
その経験から、ステークホルダー交渉、ディレクション、アーキテクティング、コーディング、品質保証すべてに責任もって取り組んでいて、これがプロダクトのオーナーなんだな、これらを体系化して実践することがソフトウェアエンジニアリングなんだなと強く感じております。
性能の良い機械学習コンポーネントが無限に登場する世界に到達してどうなるか、クラウドサービス便利になりすぎて、ソフトウェア作るというより、サービス組み合わせていい感じにするマンになってるとか、yamlエンジニアにっちゃうみたいなのと似ている
— いりす (@irisuinwl) 2023年3月14日
大規模言語モデルが使える昨今では、プロダクトマネージャーが技術的なことが分からないというのがchatgptに聞けば少し分かるので溝が埋まっていき、ソフトウェア開発者の技術的なことを行う負担は減っていきよりプロダクトの価値につながる別のことを考えていくのではないかと考えている。
— いりす (@irisuinwl) 2023年3月28日
大規模言語モデルで生活は変わっていくという直観はあるんですけど、
それまでクラウドサービスやコンテナ技術で今までサーバー調達して構築して環境構築してというのが
効率化してSWEが多くのことを出来るようになったことと類似の構造があると思っています。
ソリューションアーキテクトみたいに営業コミュニケーションから開発まで全部やるようなエンジニアが増えてるのを鑑みると、
どんどんエンジニアだけでなく全てのロールの染み出しがされていくようになっていくんじゃないかなって思います。
なんか発散したんだけど、AIで仕事が奪われるっていう昨今だけど、
ユーザーと対話して、本気でインサイトを研ぎ澄まして、実現可能な解に落とし込んで、アーキテクチャ選定、開発から品質保証、リリースまでして、ガチでユーザーに刺さるように改善して、サービスレベルが落ちたら根本原因の究明してサービスレベルを上げて、そして、プロダクトをユーザーに喜んでもらうっていう部分は、人間が生きて社会の手綱握っている以上は、変わらないんじゃないんかなと思うんですよね
まあ、なんというか、AIに奪われない人間の仕事って、腹を括るなんじゃないんですかね
腹を括るといえばふりかけ☆スペイシー
最近プレイしためちゃめちゃ面白かったゲームのふりかけ☆スペイシーを宣伝するぜ!
まあ、何はともあれ、激動の時代であるけど、人間の営みって変わらなくて、そのためにももっともatomicなことって、考え抜くこと、学ぶこと、手を動かすことなんじゃないのっていうのが最近感じたことですね
最近の仕事について
ChatGPT君の要約
最近、Individual ContributorからLeader職に就いた筆者は、組織を運営することがソフトウェアエンジニアリングと似ていると感じた。組織はネットワーク構造で、リーダーはコントロールプレーンのように全体を見つつ計画を立てる。SEPA(実践ソフトウェアエンジニアリング)は組織運営にも役立った。コミュニケーションが重要だが、専門性を研ぎ続ける必要もある。筆者はふりかけ☆スペイシーが面白いと紹介している。今後は各ロールが境界を超えて仕事をする世界が来るかもしれない。リーダーは使命を明確にし、目標や優先順位を決めることが大事。また、健康も重要である。
本題
最近はIndividual ContributorからLeader職に就きました。
まあ、なんかコーディングとソフトウェア作りだけして生きていきてえと思っていたけど、
組織(人間の集まり)をなんとかすることもエンジニアリングと似ているなと思ったりました。
組織構造は複数のNodeからなるネットワーク構造で、それぞれ生産物の生成処理と自然言語のプロトコルによって通信するし、リーダーはコントロールプレーンのように全体を見つつ計画を立て、メンバーと共に自然言語を使い生成過程をプログラミングしていくし、組織の健全性をモニタリングを行い計画を変えつつトレードオフをクリアするという、ソフトウェア作りとそっくりだなぁと思いました。
まあ、なんというか言いたいことはこの記事に大体書いてあります。
あと、この記事に書いてないですけどSEPA(実践ソフトウェアエンジニアリング)は使えた。
バリューを出すためのプロセスフレームワークと誰とどの組織を揃えないといけないのかを観測して、課題を明らかにして行動をしてというサイクルを回すのに使えました。
組織のエンジニアリングが自然言語によるものだとしたらコミュニケーションが大事というのも「さもありなん」という感じですね。
(コミュニケーションが大事とかいうおじさんになりたくなかったが、そういう話だったんだなぁと解像度が上がった)
ただ、コミュニケーションが大事だからと言って自然言語こねくり回すだけをやっていたら、いざとなったときに何もモノが作れねえ、外注するしかねえ、外注したら構造が複雑になってよりモノが作れなくなった! となると意味無いです。
だから自分の専門性でぶん殴って解決する爪は研ぎ続けないといけないと自分は思っていますね。
ふりかけ☆スペイシー面白いから皆買ってね!
あとは繰り返しになっちゃうんですけど、「森羅万象の仕事は<技術>(今はLLMがなんでも出来そう感あるけどそういう感じのもの全て)でやればいいじゃん」ってなって、セールスがコード書いたり、エンジニアが営業したり、UXリサーチしたり、みたいな世界に進んでいくというのは技術の力学な気がする。
(そうなるような予見をしつつ技術の導入と組織構造の変化をやっていかないと会社は詰むと思う)
どんどんエンジニアだけでなく全てのロールの染み出しがされていくようになっていくんじゃないかなって思うんですよね。
これの繰り返しですね
今のような数か月でゲームチェンジが起きるみたいなのを繰り返した先に、ソフトウェア開発の現場では全員がPOみたいになりそうかもなぁと感じている、オーナーシップと専門性を持っている人間のみがいるような
そう考えると、任意のロールとキャリアとスキルというのは破壊されるので、人間の成長の本質的な部分にフォーカスが当たっていくように思える。
ビジネスとか勘弁してくれって思っていた自分ですが、リーダーをやって、ビジネス的な意思決定したりもして、案外なんとかなるもんですね。
まあ、これはこれで経営学とソフトウェアエンジニアリングとその他諸々のディシプリンの総合格闘技なので面白いなぁと思いました。
リーダー観はドラッカーの
リーダーシップとは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立することである。リーダーとは目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である
がよく言語化されているけど、これに加えて組織(人間の集まり)とその力学の機序を捉えること、内部に閉じず森羅万象から学ぶこと、人間とガチで話し合うこと(自然言語による組織エンジニアリングすること)が、具体的なこととしてあるんじゃないんかなと解像度高まってきました。
あーそうそう、エンジニアリングマネージャーとか経営の本にはあまり書いてない超重要なスキルなんですけど、リーダーに大事なことは心身ともに健康であることですね。
四六時中考える仕事だと自分は勝手に解釈してるんですけど、体調崩しがちの自分は、体調崩すとマジで考えるパフォーマンス激落ちなので、健康は超重要です。
私生活の話
ぼざろに感銘を受けてギターを始めました。
ジャズギタリストの宇田さんの動画ばかり見てる。
ざっくりした音楽理論とドミナントコードは弾けるようになった。
新しいことを学ぶのは面白いんだよ、ぼっちちゃん!
ここら辺の学習の仕組み周りはまとめたいな。
あとは活躍する圏論とか読んだり、学習科学を勉強したり、SEPA読んだりしてますねー
ちゃんと腰据えて代数幾何を学ぶというのがずっと目標だったんだけど全然できてねえ
新しいことを学んだ先の継続して、何かを達成するとか目標設定周りが出来てなさすぎる。そこが一番弱いところだから改善していきたい